産後の腹直筋離開とは?原因・治療法・筋トレについて徹底解説!
1.腹直筋離開とは?
・腹直筋離開とは、産後にお腹の中央にある「腹直筋」という筋肉が左右に離れて
しまう状態をいいます。妊娠中にお腹が大きくなることで筋肉が伸び、出産後に
筋肉が元に戻らず隙間ができてしまう事が原因です。
・症状としては、お腹がぽっこり出てしまう、立っているときにお腹にくぼみが出来
てしまう、ひねったり腹圧をかけると痛みや不快感が生じるなどあります。
2.腹直筋離開になる原因
・妊娠中にお腹が大きくなることで腹直筋に過度の圧力がかかってしまう事で、筋肉がのびて
しまいます。
・ホルモンの影響もあります、妊娠中に分泌される「リラキシン」というホルモンが、
骨盤や筋肉を柔軟にし、出産時に必要な柔軟性をつくりますが、これが腹直筋にも影響
を与え、離開を引き起こします。
・出産時の圧力も影響します。出産時に強い圧力がかかることで、筋肉が戻りにくくなって
しまう場合もございます。
3.改善方法は?
・筋力を鍛える事が大事です。腹筋を強化し、腹直筋を元の位置に戻してあげる事が重要です。
特に「ドローイン」や「骨盤底筋群トレーニング」が効果的です。
・筋肉の回復を促進するために、タンパク質やビタミンCを多く含む食事を心がけましょう。
・専門の医療機関にて相談することも大事です。産後の治療に力を入れている整骨院などで
専門的な指導を受けることで、改善まで導いてくれます。
・完全に回復するまでには時間がかかることもあります。無理はせず徐々に身体を鍛えていく
ことが大切です。
4.筋トレについて
・初期の段階では激しい腹直筋運動やハードなエクササイズは避けなければいけません。
特にお腹を使った筋トレは、筋肉の負担がとても大きいです。
・専門家の指導を受けながら、ゆっくりと筋力をもどすエクササイズを行うのがいいです。
最初はお腹を引っ込めるような軽いエクササイズや、呼吸法などから行うことが大事
です。
・まずは負荷の少ない「ドローイン」や「骨盤底筋群のトレーニング」から始めていくの
が効果的です。
5.腹直筋離開にならないために出来る事
・妊娠中に腹筋を意識的に使うこと(妊娠中に軽い腹筋トレーニングや姿勢改善)や、体重管理
をすることで、腹直筋離開のリスクは減らせます。
・産後はできるだけ早く筋力回復に取り組むことが大事です。
まとめ
腹直筋離開は産後に多くの女性が経験する問題かと思われます。ですが、正しいケアと運動を
取り入れていくことで改善できます。
無理せず、自分のペースでトレーニングを行い、専門家のアドバイスを受けながら回復を目指して
いきましょう。