産後の手首の痛みで困っていませんか?整骨院でできる具体的な対策と回復へのロードマップ

産後の手首の痛みは、多くのママが経験する深刻な悩みです。赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したりするたびに感じるズキッとした痛みに、不安を感じていませんか?この痛みは、出産後のホルモンバランスの変化や、慣れない育児による手首への負担が主な原因で、ドケルバン病やCM関節症といった症状につながることもあります。この記事では、その具体的な原因と、ご自宅でできるセルフケアや予防策をご紹介します。

さらに、整骨院で受けられる専門的な施術を通じて、痛みを一時的に和らげるだけでなく、根本から見直していくための具体的なアプローチと、回復へのロードマップを詳しく解説します。快適な育児生活を取り戻すための一歩を踏み出しましょう。

1. 産後の手首の痛み その原因と多くのママが抱える悩み

出産という大仕事を終え、新しい命との生活が始まった喜びと同時に、多くのママが経験する体の不調の一つに「手首の痛み」があります。赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したり、おむつを替えたりと、これまでとは全く異なる生活リズムと体の使い方によって、手首には想像以上の負担がかかっています。特に、産後はホルモンバランスの変化も加わり、痛みを感じやすくなっている方も少なくありません。

この章では、なぜ産後に手首の痛みが起こりやすいのか、その原因を深く掘り下げ、多くのママが抱える具体的な痛みの種類とその特徴について詳しく解説いたします。ご自身の痛みがどのような状態なのかを理解することは、適切な対策を見つけるための第一歩となるでしょう。

1.1 なぜ産後に手首が痛むのか ホルモンと育児の影響

産後の手首の痛みは、単一の原因で起こるわけではありません。主に、妊娠中から産後にかけてのホルモンバランスの変化と、育児による身体的な負担という二つの大きな要因が複合的に絡み合って生じることがほとんどです。

1.1.1 ホルモンバランスの変化が手首に与える影響

妊娠中から出産、そして産後の授乳期にかけて、女性の体内では様々なホルモンが分泌されます。特に注目すべきは「リラキシン」というホルモンです。このリラキシンは、出産時に骨盤が開きやすくなるよう、関節や靭帯を緩める作用があります。しかし、その作用は骨盤だけでなく全身の関節にも及び、手首の関節や腱も緩みやすくなります。

関節が緩んだ状態では、わずかな負荷でも不安定になりやすく、腱や腱鞘に摩擦が生じやすくなります。出産後、リラキシンの分泌は徐々に減少しますが、授乳期に分泌される「プロラクチン」というホルモンも、リラキシンと同様に関節を緩める作用を持つことが指摘されており、授乳を続けている間は手首の痛みが持続しやすい傾向にあります。このように、ホルモンの影響で手首の組織がデリケートになっている時期に、後述する育児による負担が加わることで、痛みが生じやすくなるのです。

1.1.2 育児による身体的負担と手首への影響

赤ちゃんとの生活は、ママにとって喜びであると同時に、想像以上に手首に負担をかける動作の連続です。具体的な育児動作がどのように手首に影響を与えるのかを見ていきましょう。

  • 抱っこ: 赤ちゃんを抱き上げる際や、長時間抱っこし続ける際に、手首を不自然な角度に曲げたり、親指を立てて支えたりすることが多くなります。この動作は、親指の付け根から手首にかけての腱に大きな負担をかけます。
  • 授乳: 赤ちゃんの頭や体を支える際に、手首を反らせた状態で固定したり、片方の手で赤ちゃんを支えながらもう片方の手で乳房を支えたりすることが頻繁にあります。特に、授乳は一日に何度も繰り返されるため、手首への負担が蓄積されやすくなります。
  • おむつ替え: 赤ちゃんの足を持ち上げたり、体を支えたりする際に、手首に力が入り、不自然な姿勢になることがあります。
  • 沐浴: 滑りやすい赤ちゃんを安定して支えるために、手首に強い力が入り、固定された状態が続くことがあります。
  • その他: ベビーカーの操作、チャイルドシートへの乗せ降ろし、家事など、赤ちゃんとの生活には手首を酷使する場面が多々あります。

これらの動作は、一つ一つは些細なものに見えても、一日に何十回、何百回と繰り返されることで、手首の腱や関節に過度なストレスを与え、炎症や痛みを引き起こす原因となります。さらに、産後のママは睡眠不足や疲労が蓄積しやすく、体力や回復力が低下しているため、痛みが悪化しやすい状況にあると言えるでしょう。

1.2 ドケルバン病やCM関節症 産後の手首の痛みの種類

産後の手首の痛みには、いくつかの代表的な種類があります。ご自身の痛みがどのタイプに近いのかを知ることで、より的確な対策を考えることができます。

1.2.1 ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

ドケルバン病は、親指を動かす二つの腱(長母指外転筋腱と短母指伸筋腱)とその腱鞘が炎症を起こし、痛みが生じる状態を指します。産後のママに非常に多く見られる手首の痛みの代表例です。

  • 主な症状: 親指の付け根から手首にかけての痛みや腫れ、熱感があります。特に、親指を広げたり、物をつまんだり、ぞうきんを絞るような動作で強い痛みを感じます。進行すると、親指の動きが制限され、日常生活に支障をきたすことがあります。
  • 原因: 赤ちゃんを抱っこする際に親指を立てて支えたり、授乳時に親指を酷使したりする動作が主な原因です。これらの動作は、親指の腱と腱鞘に過度な摩擦と圧迫を繰り返し与えるため、炎症が起こりやすくなります。ホルモンの影響で腱鞘がむくみやすくなっていることも、発症を助長します。

1.2.2 CM関節症(母指CM関節症)

CM関節症は、親指の付け根にあるCM関節(手根中手関節)の軟骨がすり減り、炎症や変形が生じる状態です。一般的には加齢に伴って発症することが多いですが、産後の手首への負担増大が引き金となり、若年層でも症状が出ることがあります。

  • 主な症状: 親指の付け根に鈍い痛みやズキズキとした痛みが生じます。特に、物をつまむ、蓋を開ける、ペンを持つといった親指を使う動作で痛みが増します。進行すると、関節の変形が見られたり、親指の可動域が狭くなったりすることもあります。
  • 原因: 親指を酷使する動作が繰り返されることで、CM関節に慢性的な負担がかかり、軟骨が摩耗していくことが原因です。産後の育児による手首への過度な負担が、この関節症の発症や悪化を早める可能性があります。

1.2.3 その他の手首の痛み

上記以外にも、手首の痛みには様々な種類があります。例えば、手首の甲側に痛みが出る「交差性症候群」や、手首を通る神経が圧迫される「手根管症候群」なども、産後に見られることがあります。これらの症状も、手首の使いすぎやホルモンの影響が関与していると考えられます。

以下に、産後の手首の痛みの主な種類とその特徴をまとめました。

痛みの種類主な症状痛む場所主な原因
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)親指を動かすと痛む、腫れ、熱感、動きの制限親指の付け根から手首にかけて親指の酷使(抱っこ、授乳など)、ホルモンの影響
CM関節症(母指CM関節症)親指の付け根の痛み、物をつまむ動作での痛み親指の付け根の関節親指の使いすぎによる軟骨の摩耗、ホルモンの影響
その他(交差性症候群など)手首の甲側の痛み、動かすと擦れるような感覚手首の甲側手首をひねる、反らせる動作の繰り返し

ご自身の痛みがどのタイプに当てはまるのか、セルフチェックである程度の見当をつけることはできますが、正確な判断と適切な対策のためには、専門家にご相談いただくことが最も大切です。次の章では、これらの痛みを和らげるためのセルフケアと予防策について詳しくご紹介いたします。

2. 産後の手首の痛みを和らげるためのセルフケアと予防策

産後の手首の痛みは、日々の育児で避けられない動作によって引き起こされることが多く、その痛みを少しでも和らげ、悪化させないためのセルフケアと予防策が非常に重要です。ご自宅でできる簡単なことから、手首への負担を軽減する工夫まで、具体的な方法をご紹介します。

2.1 自宅でできる簡単なストレッチと体操

手首の痛みを抱えていると、どうしても動かすのをためらってしまいがちですが、適切なストレッチや体操は、血行を促進し、筋肉の柔軟性を高める上で役立ちます。無理のない範囲で、毎日少しずつ取り入れてみましょう。

2.1.1 手首の柔軟性を高めるストレッチ

手首の柔軟性を高めるストレッチは、硬くなった筋肉や腱をほぐし、可動域を広げることを目指します。痛みを感じる手前で止めることが大切です。

  • 手首の屈伸運動:手のひらを上にして腕を前に伸ばし、もう一方の手で指先を下方向に優しく引っ張り、手首の甲側を伸ばします。次に、手のひらを下にして腕を伸ばし、指先を上方向に優しく引っ張り、手首の内側を伸ばします。それぞれ10秒から15秒程度、ゆっくりと行います。
  • 手首の回旋運動:腕をリラックスさせ、手首をゆっくりと時計回り、反時計回りに数回ずつ回します。大きく回すのではなく、小さな円を描くように意識してください。
  • 指のストレッチ:指の付け根から一本ずつ、ゆっくりと伸ばします。特に親指は育児で酷使されやすいので、丁寧に伸ばしてあげましょう。

これらのストレッチは、入浴後など体が温まっている時に行うと、より効果が期待できます。痛みを感じる場合はすぐに中止し、無理はしないようにしてください。

2.1.2 前腕の筋肉をほぐす体操

手首の痛みは、手首だけでなく、前腕の筋肉の緊張が原因となっていることも少なくありません。前腕の筋肉をほぐすことで、手首への負担を軽減できます。

  • タオルを使ったストレッチ:フェイスタオルを丸めて棒状にし、両手で持ちます。手首をひねるようにしてタオルを絞る動作をゆっくりと繰り返します。この時、手首だけでなく、前腕の筋肉が使われていることを意識してください。
  • 軽い握力運動:柔らかいボールやタオルを軽く握り、ゆっくりと力を抜く動作を繰り返します。力を入れすぎるとかえって負担になるため、あくまで軽い負荷で行うことが重要です。

これらの体操は、授乳の合間や赤ちゃんが寝ている隙間など、短時間で手軽に行うことができます。継続することが、手首の痛みの軽減と予防につながります

2.2 手首への負担を減らす抱っこや授乳の工夫

産後の手首の痛みの大きな原因の一つが、毎日の抱っこや授乳といった育児動作です。これらの動作を見直すことで、手首への負担を大幅に軽減できる可能性があります。

2.2.1 抱っこの姿勢を見直す

赤ちゃんを抱っこする際、無意識のうちに手首にばかり頼ってしまっていることがあります。抱っこの方法を工夫することで、手首への負担を分散させましょう。

  • 腕全体と体幹を使う抱き方:赤ちゃんを抱き上げる際は、膝を曲げて腰を落とし、腕全体で赤ちゃんを包み込むように持ち上げます。手首だけで支えるのではなく、肘や肩、そしてお腹の筋肉(体幹)も意識して使うように心がけてください。
  • 抱っこ紐やスリングの活用:長時間の抱っこには、抱っこ紐やスリングを積極的に活用しましょう。これらは赤ちゃんの体重を肩や腰に分散させ、手首への直接的な負担を軽減してくれます。正しい装着方法で使うことが大切です
  • 抱き上げる際の工夫:床にいる赤ちゃんを抱き上げる際は、しゃがみこんで赤ちゃんを体に近づけてから立ち上がるようにします。手首をひねるような動作は避けましょう

2.2.2 授乳時の手首への配慮

授乳は一日に何度も行う動作であり、手首に大きな負担をかけやすいものです。授乳時の姿勢を見直すことで、手首の痛みを和らげることができます。

  • 授乳クッションの活用:授乳クッションを使うことで、赤ちゃんを安定した高さに保ち、腕や手首で支える必要がなくなります。これにより、手首への負担を大きく軽減できます。
  • 腕や肘で支える意識:クッションがない場合でも、手首だけで赤ちゃんを支えるのではなく、腕全体や肘を使って体重を分散させるように意識しましょう。
  • 体勢を頻繁に変える:同じ姿勢で長時間授乳を続けると、特定の部位に負担が集中します。クッションの位置を変えたり、授乳の体勢を時々変えたりして、負担が偏らないように工夫しましょう

2.2.3 その他の育児動作における注意点

抱っこや授乳以外にも、おむつ交換や着替え、お風呂など、日常の様々な育児動作で手首に負担がかかることがあります。

  • 手首を不自然にひねらない:おむつ交換の際など、赤ちゃんの体を持ち上げる時に手首を強くひねらないよう注意しましょう。
  • 重いものを持ち上げる際の工夫:ベビー用品や買い物袋など、重いものを持つ際は、両手で持ち、肘を曲げて体に近づけるようにします。手首だけで持ち上げないようにしてください
  • 生活空間の見直し:ベビーベッドの高さや収納の位置など、無理な姿勢になりにくいように生活空間を見直すことも大切です。必要なものがすぐに手に取れる場所に配置することで、不必要な動作を減らせます。

2.3 サポーターやテーピングの活用方法

手首の痛みが強い時や、どうしても手首を使わざるを得ない育児動作の際には、サポーターやテーピングが手首を保護し、負担を軽減する助けとなります。ただし、これらはあくまで補助的な役割であり、使いすぎや間違った使い方はかえって症状を悪化させる可能性もあるため、注意が必要です。

2.3.1 サポーターの選び方と使い方

サポーターは、手首の動きを制限し、負担を軽減するために使用します。ご自身の症状や目的に合ったものを選ぶことが大切です。

サポーターを選ぶ際は、手首の動きを制限しすぎない適度な固定力のものを選ぶことが重要です。また、通気性や肌触りの良い素材を選び、ご自身のサイズに合ったものを選びましょう。きつすぎると血行不良の原因になり、緩すぎると効果が薄れてしまいます。

長時間装着し続けると、手首の筋肉が弱ってしまう可能性もあるため、必要な時だけ装着するなど、使用時間を調整することも検討してください。

種類特徴適した状況
ソフトタイプ伸縮性のある素材で、軽い圧迫と保温効果があります。日常生活での軽い負担軽減や、予防的に使いたい時。
ハードタイプ金属やプラスチックのプレートが内蔵されており、手首をしっかり固定します。痛みが強く、手首の動きを制限したい時や、特定の動作での負担を避けたい時。
親指固定タイプ親指の付け根から手首にかけて固定するタイプです。ドケルバン病(腱鞘炎)など、親指の動きで痛みが生じる場合に特に適しています。

2.3.2 テーピングの基本とポイント

テーピングは、サポーターよりもピンポイントで手首や指の関節をサポートしたり、筋肉の動きを助けたりすることができます。しかし、正しい巻き方を知らないと効果が得られないだけでなく、皮膚トラブルの原因にもなりかねません。

  • 専門家のアドバイス:テーピングは、整骨院の専門家に正しい巻き方を教えてもらうのが最も確実です。ご自身の症状に合わせた巻き方を学ぶことで、最大限の効果を引き出せます。
  • 目的を明確に:テーピングの目的は、手首の固定、筋肉のサポート、特定の可動域の制限など様々です。目的に応じて、使うテープの種類や巻き方が異なります。
  • 皮膚トラブルへの注意:テープの素材によっては、かぶれなどの皮膚トラブルを起こすことがあります。肌に優しい素材を選び、異変を感じたらすぐに使用を中止してください。

サポーターやテーピングは、一時的に痛みを和らげ、負担を軽減する手段として有効ですが、根本から見直すためには、育児動作の改善や適切な施術も合わせて行うことが重要です。

3. 産後の手首の痛み 整骨院でできる具体的な施術と効果

産後の手首の痛みは、日々の育児に大きな支障をきたし、精神的な負担にもつながることがあります。整骨院では、痛みの根本原因にアプローチし、症状の緩和だけでなく、回復に向けた具体的な施術とアドバイスを提供しています。ここでは、整骨院で受けられる施術の内容とその効果について詳しくご説明します。

3.1 整骨院での問診と丁寧な検査

整骨院では、まず丁寧な問診と検査を通じて、お客様一人ひとりの体の状態を詳細に把握することから始めます。産後の手首の痛みは、単に手首だけの問題ではなく、全身のバランスや生活習慣が大きく影響していることが多いため、多角的な視点から原因を探ります。

具体的には、以下のような内容を詳しくお伺いし、検査を行います。

  • 出産方法や時期、産後の体の変化について
  • 授乳や抱っこの頻度、姿勢など、手首に負担がかかる具体的な動作
  • 日々の睡眠状況やストレスの有無
  • 手首だけでなく、肩や首、背中、骨盤など、関連する部位の痛みや不調
  • 触診による筋肉の緊張度合いや関節の可動域の確認
  • 特定の動作を行った際の痛みの有無や程度

これらの情報をもとに、お客様の痛みの種類や原因を特定し、最適な治療計画を立てるための土台を築きます。お客様が抱える不安や疑問にも丁寧にお答えし、安心して施術を受けていただけるよう努めています。

3.2 手技療法や電気治療 痛みを和らげるアプローチ

整骨院では、手首の痛みを和らげ、回復を促すために、主に手技療法と電気治療を組み合わせてアプローチします。これらの施術は、痛みの軽減だけでなく、血行促進や筋肉の緊張緩和、関節の動きの改善を目指します。

3.2.1 手技療法によるアプローチ

手技療法は、施術者の手によって直接お客様の体に触れ、筋肉や関節に働きかける施術です。産後の手首の痛みの場合、手首周辺だけでなく、腕、肩、首、背中など、関連する部位の筋肉の緊張を和らげ、関節の動きをスムーズにすることが重要です。

  • 筋肉の緩和: 前腕や上腕、肩甲骨周辺の硬くなった筋肉を丁寧にほぐし、血行を促進します。これにより、手首への負担を軽減し、痛みの緩和を促します。
  • 関節の調整: 手首や肘、肩関節など、動きが悪くなっている関節の可動域を広げ、スムーズな動きを取り戻すことを目指します。
  • 姿勢の改善: 全身のバランスを整えることで、手首に過度な負担がかからないような姿勢へと見直していきます。

手技療法は、お客様の体の状態に合わせて力加減やアプローチ方法を調整できるため、デリケートな産後の体にも安心して受けていただけます

3.2.2 電気治療によるアプローチ

電気治療は、特殊な電気の刺激を利用して、痛みの緩和や筋肉の回復を促す施術です。手技療法と組み合わせることで、より効果的な回復が期待できます。

  • 痛みの緩和: 低周波や干渉波などの電気刺激は、神経に作用して痛みの感覚を和らげる効果が期待できます。
  • 血行促進: 電気刺激によって血管が拡張し、血流が改善されることで、炎症物質の排出や栄養供給が促進され、回復力を高めます。
  • 筋肉の緊張緩和: 硬くなった筋肉に電気刺激を与えることで、筋肉の収縮と弛緩を促し、緊張を和らげる効果が期待できます。

電気治療は、お客様の痛みの種類や程度に応じて、最適な機器やモードを選定し、安全かつ効果的に実施されます。

手技療法と電気治療の主な特徴をまとめると以下のようになります。

施術の種類主な目的アプローチ方法期待できる効果
手技療法筋肉の緊張緩和、関節可動域の改善、姿勢の見直し手による直接的な揉捏、指圧、ストレッチ、関節操作根本的な体のバランス調整、血行促進、自己回復力の向上
電気治療痛みの緩和、血行促進、筋肉の緊張緩和低周波、干渉波などの電気刺激急性期の痛みの軽減、炎症物質の排出促進、自然治癒力のサポート

3.3 骨盤矯正が手首の痛みにもたらす影響

「なぜ手首の痛みで骨盤矯正が必要なの」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、産後の骨盤の歪みは、全身のバランスに大きく影響し、結果的に手首の痛みの原因となることがあります。

  • 姿勢の悪化: 産後の骨盤は不安定になりやすく、それが原因で姿勢が崩れやすくなります。特に、猫背や反り腰といった姿勢は、肩や首、背中、そして腕から手首にかけての筋肉に過度な負担をかけます。
  • 体の連動性: 人間の体は全てつながっています。骨盤の歪みが脊柱を通じて肩や腕の動きに影響を与え、手首への負担を増大させることも考えられます。
  • 筋肉の緊張: 骨盤の歪みからくる姿勢の悪化は、特定の筋肉に継続的な緊張を引き起こします。この緊張が手首の動きを制限し、痛みを誘発する要因となることがあります。

整骨院で行う骨盤矯正は、産後の開いた骨盤を正しい位置へと見直すことで、全身のバランスを整え、手首への間接的な負担を軽減します。骨盤が安定することで、姿勢が改善され、肩や腕の筋肉の緊張も緩和されやすくなり、結果として手首の痛みの根本から見直すことにつながります。

3.4 痛みの段階に応じた治療計画

産後の手首の痛みは、その程度や期間によって状態が異なります。整骨院では、お客様一人ひとりの痛みの段階や生活状況に合わせて、最適な治療計画を提案します。

  • 急性期の痛み: 強い痛みや炎症がある場合は、まず痛みを和らげることを最優先します。電気治療やアイシングなどを活用し、炎症を抑えながら、手首への負担を最小限にするアドバイスを行います。
  • 慢性期の痛み: 鈍い痛みやしびれが続く場合は、手技療法や骨盤矯正などを中心に、体のバランスを整え、血行を改善することで、痛みの原因を根本から見直すアプローチを行います。
  • 回復期・予防期: 痛みが軽減してきたら、再発防止のためのセルフケア指導や、日常生活での注意点などをお伝えし、持続的な健康維持をサポートします。

治療計画は、お客様の体の変化や回復状況に応じて、柔軟に見直していきます。無理なく、着実に回復を目指せるよう、常に寄り添いながらサポートいたします。

3.5 施術後のセルフケアと再発防止のポイント

整骨院での施術は、痛みの緩和と回復の土台作りには非常に効果的ですが、ご自宅でのセルフケアと日々の生活習慣の見直しが、長期的な回復と再発防止には不可欠です。整骨院では、施術と並行して、お客様がご自身でできるケアの方法を具体的にお伝えしています。

  • 簡単なストレッチや体操の継続: 施術でほぐれた筋肉や動きが改善された関節の状態を維持するために、手首や腕、肩周りのストレッチや軽い体操を毎日行うことをお勧めします。
  • 正しい抱っこや授乳姿勢の意識: 日常的に手首に負担がかかる動作を見直し、正しい姿勢や体の使い方を身につけることが重要です。具体的な工夫については、整骨院でアドバイスいたします。
  • サポーターやテーピングの活用: 必要に応じて、手首を保護し、負担を軽減するためのサポーターやテーピングの適切な使用方法についてもお伝えします。
  • 生活習慣の見直し: 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な休息は、体の回復力を高める上で非常に大切です。ストレスを溜め込まない工夫も、痛みの緩和につながります。

整骨院の施術とご自宅でのセルフケアを組み合わせることで、より早く、そして持続的な回復を目指すことができます。

3.6 無理のない回復を目指すための心構え

産後の体は、出産によるダメージやホルモンバランスの変化、そして慣れない育児による疲労が重なり、非常にデリケートな状態です。手首の痛みだけでなく、様々な不調を感じやすい時期でもあります。そのため、無理のない範囲で回復を目指す心構えが非常に大切です。

  • 焦らないこと: 回復には個人差があります。他の方と比較せず、ご自身の体のペースに合わせて、焦らずじっくりと回復に取り組むことが大切です。
  • 頼れる人に頼ること: 育児は一人で抱え込まず、家族やパートナー、友人など、周囲の人に積極的に協力を求めることも重要です。休息を取る時間を作ることで、体への負担を軽減できます。
  • 整骨院の先生と二人三脚で: 痛みや不安なことがあれば、いつでも整骨院の先生に相談してください。お客様の体の状態を最も理解している専門家として、適切なアドバイスやサポートを提供し、二人三脚で回復への道筋を歩んでいきます

心身ともに健康な状態で育児を楽しめるよう、整骨院が全力でサポートいたします。一人で悩まず、ぜひご相談ください。

4. まとめ

産後の手首の痛みは、ホルモンの影響や慣れない育児による負担が重なり、多くのママが経験するつらい症状です。ドケルバン病やCM関節症など、その種類も様々ですが、決して一人で抱え込む必要はありません。ご自宅でのセルフケアはもちろん大切ですが、整骨院では、専門的な視点から痛みの原因を深く探り、手技療法や電気治療、さらには骨盤矯正を通じて、根本から見直すアプローチが可能です。お一人おひとりの状態に合わせた治療計画を立て、無理のない回復をサポートいたします。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

ブログ監修者

大野先生
柔道整復師
さく整骨院 新松戸店
院長 大野 大貴 

国家資格者であり15年以上の業界経験がある。解剖学(人体の構造)や生理学(人体の機能)、運動学(体の動きや力学)の知識を習得して、医療従事者も推薦する技術には定評がある。
新松戸周辺にお住まいの高齢の方のケア、産後のお母さんの体のケア、スポーツで怪我をした学生さんの施術など、一人ひとりのお悩みに寄り添った施術を得意としている。

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