産後の生理痛が辛い!悪化の原因と今すぐ試したい対処法!
1.はじめに
産後に生理痛がひどくなり、家事や育児に支障をきたすほどの痛みに悩まされている方も
少なくないかと思います。
今回は産後の生理痛の悪化の原因、対処法をお伝え出来たらと思います。
2.産後の生理痛が悪化する原因
・ホルモンの変化
産後にホルモンバランスが大きく変化し、特にプロゲステロンやエストロゲンの分泌が
不安定になることで、月経周期や生理痛に影響を与えています。
プロスタグランジンの分泌量が増えることがあり、過剰に分泌されると、子宮の収縮が
強くなり、痛みが増すことがあります。
・子宮の回復過程
子宮が元の大きさに戻る過程で痛みを感じることがあります。
授乳中にオキシトシンが分泌されると、子宮の収縮が促進され、月経時の生理痛が
程くなることがあります。
子宮内膜が完全に回復していない場合、月経時に内膜の剥がれがスムーズにいかず、
痛みが強く感じられることがあります。
・産後のストレスや疲労
育児の疲れや、生活の変化によるストレスが自律神経を乱し、生理痛がひどくなる事
があります。自律神経の乱れは、筋肉の緊張を引き起こしたり、血流を悪化させたりして、
生理痛を悪化させることがあります。
一般的に、ストレスフルな状況は、よりホルモンバランスの乱れをつくり、
生理痛の悪化へとつながります。
・骨盤の歪み
産後は骨盤が大きく開いた状態になり、元に戻るまでに約2か月から3か月近くかかり
ます。骨盤の位置が不安定な状態の間は、骨盤の歪みによって生理痛が悪化することが
あります。骨盤が歪むと、子宮の位置や形状にも影響を与え、痛みを増加させることが
あります。
産後のホルモンの影響で、骨盤底筋が緩んでいる場合があります。子宮や卵巣の血流に
影響を与え、生理痛が悪化する原因となります。
3.産後の生理痛を軽減する方法
・温める
骨盤周りや、腹部を温めることで血流を促進し、痛みを和らげることができます。
・軽い運動やストレッチ
骨盤底筋を強化するためのエクササイズや、柔軟性を高めるストレッチが有効です。
ただし、産後はあまり激しい運動は負荷がかかりすぎてしまうので、注意して行う
ようにしてください。
・食生活の改善
ビタミンB群や、マグネシウム、オメガ3脂肪酸を摂取することで、ホルモンバランス
を整えることができます。
ビタミンB群には豚肉、レバー、卵、納豆、魚など
マグネシウムにはナッツ類、ほうれん草、豆類、全粒穀物、バナナなど
オメガ3脂肪酸には魚、チアシード、クルミ、亜麻仁、えごま油など
・産後骨盤矯正などの整体
産後骨盤矯正などを行う専門家に相談し、体調改善を目指す。
産後の骨盤の歪みは身体に様々な影響をもたらすことがありますので、
お早めに専門家にご相談されることおススメいたします。
6・まとめ
生理痛がつらくても家事に育児にとゆっくり休む時間もない産後は、我慢して生理を乗り
越える方もいるのではないでしょうか?
産後の身体は時間とともに回復しますが、ケアをしっかり行うことで痛みの改善が
期待されます。
ひどくなるようであれば、お早めに専門家に相談するようにしましょう。
当院では産後に特化した治療を行っております。
産後に気になることがあれば些細な事でも当院にお問い合わせください。