妊娠中の股関節の痛みはいつまで?整骨院が教える原因と和らげる方法

妊娠中に感じる股関節の痛みは、多くの妊婦さんが経験するお悩みです。この痛みはいつまで続くのか、そしてどうすれば和らげられるのか、不安に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。妊娠中の股関節痛は、ホルモンの影響や骨盤の変化、姿勢の移動など複数の要因が絡み合って起こることがほとんどです。この記事では、痛みの原因から、妊娠初期から出産後までの痛みの変化、ご自身でできるセルフケア、そして整骨院で受けられる専門的なアプローチまでを詳しく解説いたします。痛みを一時的に和らげるだけでなく、その原因を根本から見直し、安心して快適なマタニティライフを送るためのヒントが見つかることでしょう。

1. 妊娠中の股関節の痛みはなぜ起こるのか

妊娠中の体は、新しい命を育むために様々な変化を経験します。その中でも、多くの妊婦さんが悩まされるのが股関節の痛みです。この痛みは、単なる一時的な不調ではなく、体の内部で起こる大きな変化が原因となっていることがほとんどです。なぜ妊娠中に股関節が痛むのか、そのメカニズムを深く理解することで、痛みの和らげ方や対処法を見つける第一歩となります。

1.1 妊娠中の股関節痛の主な原因とは

妊娠中の股関節の痛みは、一つの原因によって引き起こされるわけではありません。ホルモンバランスの変化、体重の増加、姿勢の変化、そしてそれに伴う骨盤への負担など、複数の要因が複雑に絡み合って発生します。これらの変化は、妊娠の時期が進むにつれてより顕著になり、股関節やその周辺の組織に影響を与え、痛みとして現れることがあります。

特に、妊娠中は骨盤周りの関節や靭帯が緩みやすくなるため、普段よりも不安定な状態になりがちです。この不安定さが、歩行時や立ち上がる際などに股関節に余計な負担をかけ、痛みを引き起こす主な要因となります。

1.2 ホルモンの影響と骨盤の変化

妊娠中に股関節の痛みが発生する大きな理由の一つに、ホルモンの影響が挙げられます。特に「リラキシン」というホルモンは、妊娠初期から分泌量が増加し、出産に向けて体を準備するために重要な役割を果たします。

リラキシンは、骨盤を構成する関節や靭帯を緩める作用があります。これにより、出産時に赤ちゃんが通りやすくなるように骨盤が広がる準備をするのですが、この靭帯の緩みが股関節の不安定さを招くことがあります。具体的には、骨盤の要となる仙腸関節や恥骨結合が緩むことで、骨盤全体が不安定になり、その影響が股関節にまで及ぶのです。

このホルモンの影響は、個人差がありますが、特に妊娠中期から後期にかけてより強く感じられることがあります。骨盤が不安定になることで、歩行時や立ち上がる際に股関節に不自然な力がかかり、痛みや違和感につながることが少なくありません。

ホルモン名主な作用股関節への影響
リラキシン骨盤の靭帯や関節を緩める骨盤の不安定化、股関節への負担増大
プロゲステロン子宮を弛緩させ、妊娠を維持靭帯の柔軟性向上(間接的に骨盤の緩みに寄与)

1.3 姿勢の変化と重心の移動

妊娠が進むにつれて、お腹が大きくなり、体重も増加します。この体の変化は、妊婦さんの姿勢や重心の位置に大きな影響を与えます。通常、人は体の中心でバランスを取っていますが、お腹が前に突き出すことで、体の重心は前方に移動します。

この重心の変化に対応するため、無意識のうちに背中を反らせる「反り腰」の姿勢になりがちです。反り腰になると、腰椎への負担が増えるだけでなく、骨盤が前傾し、股関節にも大きな負担がかかります。特に、股関節を支える周囲の筋肉は、常に緊張状態に置かれることになり、疲労や痛みの原因となることがあります。

また、体重増加も股関節への負担を増大させる要因です。股関節は体重を支える重要な関節であるため、体重が増えれば増えるほど、その負担は大きくなります。歩行時や階段の昇り降りなど、日常生活の何気ない動作でも股関節に強い圧力がかかり、痛みを引き起こしやすくなるのです。

このように、ホルモンの影響による骨盤の不安定さと、姿勢の変化による股関節への物理的な負担が複合的に作用し、妊娠中の股関節の痛みを引き起こしていると考えられます。

2. 妊娠中の股関節の痛みはいつまで続く?

妊娠中の股関節の痛みは、多くの妊婦さんが経験されるお悩みの一つです。この痛みがいつまで続くのか、そして時期によってどのように変化するのかは、大変気になることでしょう。ここでは、妊娠の時期や出産後における股関節痛の変化と、その回復期間について詳しくご説明いたします。

2.1 妊娠初期から後期にかけての痛みの変化

妊娠中の股関節の痛みは、妊娠の進行とともに変化することが一般的です。特に、ホルモンの影響や身体の変化が大きく関わってきます。

2.1.1 妊娠初期(妊娠1ヶ月~4ヶ月頃)

妊娠初期は、まだお腹の膨らみも目立たず、体重の増加も緩やかです。この時期は、ホルモンの影響が本格化する前段階であるため、股関節の痛みを強く感じる方は比較的少ない傾向にあります。しかし、つわりによる体調不良や、精神的なストレスから無意識に姿勢が変化し、股関節周辺に軽い違和感を覚える方もいらっしゃいます。

2.1.2 妊娠中期(妊娠5ヶ月~7ヶ月頃)

妊娠中期に入ると、お腹が徐々に大きくなり始め、体重も増え始めます。この時期から、「リラキシン」というホルモンの分泌が活発になるため、骨盤周辺の靭帯や関節が緩みやすくなります。これにより、骨盤が不安定になり、股関節に負担がかかりやすくなるため、痛みを自覚する方が増えてきます。特に、歩行時や立ち上がる際に、股関節の付け根や鼠径部に痛みを感じることがあります。

2.1.3 妊娠後期(妊娠8ヶ月~10ヶ月頃)

妊娠後期は、お腹がさらに大きくなり、体重も大きく増加します。リラキシンの分泌もピークに達し、骨盤は出産に向けてさらに緩み、不安定な状態になります。このため、股関節の痛みは最も強く出やすい時期と言えるでしょう。夜間の寝返りや、長時間同じ姿勢でいること、階段の昇り降りなどで強い痛みを感じることが多くなります。胎児の頭が骨盤に下りてくることで、股関節や恥骨周辺に圧迫感や痛みを感じることもあります。

時期ごとの股関節痛の特徴を以下の表にまとめました。

妊娠時期痛みの特徴主な原因
妊娠初期比較的少ない、軽い違和感姿勢の変化、精神的ストレス
妊娠中期歩行時や立ち上がり時の痛みリラキシンによる骨盤の緩み、体重増加、重心の変化
妊娠後期寝返り、長時間同じ姿勢、階段昇降時の強い痛みリラキシンのピーク、お腹の増大、胎児の下降、骨盤の不安定化

2.2 出産後の股関節の痛みと回復期間

出産を終えると、股関節の痛みがすぐに解消されるわけではありません。出産後の身体は、大きな変化と回復の過程にあります。

2.2.1 産褥期(出産直後~産後6~8週間)

出産直後は、分娩時の体位や骨盤への大きな負担により、股関節や骨盤周辺に強い痛みを感じることがあります。また、リラキシンの影響がまだ残っているため、骨盤が不安定な状態が続きます。産褥期は、子宮が元の大きさに戻る期間であり、身体全体が回復に向かう大切な時期です。この期間は、育児による抱っこや授乳姿勢など、慣れない動作が股関節に新たな負担をかけることも少なくありません。

2.2.2 産後数ヶ月~半年

多くの場合は、産後数ヶ月から半年程度で、股関節の痛みは徐々に落ち着いてきます。リラキシンの分泌が正常に戻り、骨盤も安定を取り戻し始めるためです。しかし、この回復期間には個人差が大きく、また、産後の無理な生活習慣や、骨盤の歪みが残ってしまった場合には、痛みが長引くこともあります。特に、育児で前かがみになる姿勢や、片側に重心をかける動作が多いと、股関節への負担が蓄積されやすくなります。

2.2.3 長期的な視点とケアの重要性

出産後の股関節痛が、適切なケアをせずに放置されてしまうと、慢性的な痛みに移行したり、数年後に再発したりするケースもございます。骨盤の歪みが残ったままになると、股関節だけでなく、腰や膝など他の部位にも不調が現れる可能性があります。そのため、産後も継続してご自身の身体の状態に意識を向け、必要に応じて専門家によるケアを受けることが、長期的な健康維持には非常に重要です。

出産後の股関節痛の回復期間と注意点を以下の表にまとめました。

時期痛みの特徴回復期間の目安と注意点
出産直後~産褥期分娩時の負担、リラキシンの影響による痛み産後6~8週間。安静を心がけ、無理な育児姿勢に注意。
産後数ヶ月~半年徐々に痛みが落ち着く、個人差が大きいホルモンバランスの回復に伴い改善。無理な動作や骨盤の歪みに注意。
長期的な視点慢性化や再発の可能性骨盤の歪みを放置しない。継続的なケアと姿勢の見直しが重要。

股関節の痛みは、妊娠中から出産後にかけて、身体の大きな変化と密接に関わっています。ご自身の身体の声に耳を傾け、適切な時期に適切なケアを行うことで、痛みを和らげ、快適なマタニティライフと産後を過ごすことができるでしょう。

3. 妊娠中の股関節の痛みを和らげるセルフケア

妊娠中の股関節の痛みは、日々の生活の中で工夫を凝らすことで、そのつらさを和らげることができます。ご自身の体と向き合い、無理のない範囲でセルフケアを取り入れてみましょう。ここでは、日常生活で意識したいこと、妊娠中でも安心なストレッチや体操、そして骨盤ベルトの正しい使い方について詳しくご紹介します。

3.1 日常生活で気をつけたいこと

妊娠中は体の重心が変化し、関節が緩みやすくなるため、普段何気なく行っている動作が股関節に負担をかけることがあります。日常生活の中で意識的に体の使い方を見直すことが、痛みを和らげる第一歩となります。

3.1.1 正しい姿勢を意識する

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて、姿勢が変化しやすくなります。特に、反り腰になったり、猫背になったりすると、股関節や骨盤に余計な負担がかかります。以下のポイントを意識して、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。

  • 立つとき:お腹を突き出すような反り腰にならないよう、おへそを少し引き上げるようなイメージで立ちます。左右どちらかに体重が偏らないように、両足に均等に体重をかける意識を持つことが大切です。
  • 座るとき:椅子に深く腰掛け、背もたれに体を預けるように座ると、骨盤が安定しやすくなります。可能であれば、腰にクッションなどを挟んで、背骨の自然なS字カーブを保つようにしましょう。足を組む動作は、骨盤の歪みにつながるため避けてください。
  • 寝るとき:仰向けで寝ると、お腹の重みで腰に負担がかかりやすいため、横向きで寝ることをおすすめします。抱き枕を抱えたり、膝の間にクッションを挟んだりすると、股関節が安定し、楽な姿勢を保ちやすくなります。

3.1.2 動作の工夫で負担を軽減する

立ち上がる、歩く、階段を昇り降りするなど、日常の何気ない動作にも股関節への負担を減らす工夫を取り入れましょう。

  • 立ち上がるとき:急に立ち上がらず、手で支えながらゆっくりと立ち上がるようにします。椅子から立ち上がる際は、少し前かがみになり、足の裏全体で地面を踏みしめるように意識すると、スムーズに立ち上がれます。
  • 歩くとき歩幅を小さくし、ゆっくりと歩くことを心がけましょう。足元が不安定になりやすいので、かかとの低い安定した靴を選ぶことも大切です。
  • 階段の昇り降り:手すりがあれば必ず使い、一歩ずつゆっくりと昇り降りしましょう。一段飛ばしは股関節に大きな負担をかけるため避けてください。

3.1.3 体を冷やさない工夫

体が冷えると、筋肉が硬くなり、血行が悪くなることで痛みが悪化することがあります。特に股関節周りは冷えやすい部分ですので、温める工夫をしましょう。

  • 服装:お腹や腰周りを温める腹巻きや、足元を温める靴下などを活用しましょう。
  • 入浴:シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることで、全身の血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。ただし、熱すぎるお湯は避け、ぬるめのお湯でリラックスすることを心がけてください。

3.1.4 体重管理と休息の重要性

妊娠中の急激な体重増加は、股関節や膝への負担を増大させます。適切な体重管理を心がけ、無理のない範囲で体を動かすことが大切です。また、疲労が蓄積すると痛みが強くなる傾向があるため、こまめに休憩を取り、体を休ませる時間を意識的に作りましょう。

3.2 妊娠中でも安心なストレッチと体操

妊娠中の股関節痛を和らげるためには、股関節周りの筋肉を柔軟にし、骨盤を支える体幹の筋肉を強化することが有効です。ここでは、妊娠中でも安全に行えるストレッチと体操をご紹介します。痛みを感じたらすぐに中止し、無理のない範囲で行うことが最も重要です

3.2.1 ストレッチを行う際の注意点

  • 呼吸を止めない:ゆっくりと深い呼吸をしながら行いましょう。
  • 反動をつけない:じわじわと伸ばすことを意識し、反動をつけて伸ばさないでください。
  • 無理な体勢は避ける:お腹に負担がかかるような体勢や、バランスを崩しやすい体勢は避けましょう。
  • 痛みを感じたら中止:少しでも痛みや不快感を感じたら、すぐに中止してください。

3.2.2 おすすめのストレッチと体操

以下の表に、妊娠中の股関節痛に効果的なストレッチと体操をまとめました。ご自身の体調に合わせて取り組んでみてください。

種類目的やり方ポイント
股関節回し(座って)股関節の可動域を広げ、柔軟性を高める椅子に座り、片方の足首をもう片方の膝に乗せます。乗せた足の膝を軽く押さえながら、股関節をゆっくりと回すように動かします。反対側も同様に行います。無理に大きく回さず、気持ち良いと感じる範囲で行いましょう。股関節周りの筋肉が伸びていることを意識します。
開脚ストレッチ(座って)内ももの筋肉(内転筋群)を柔軟にする床に座り、足の裏と裏を合わせ、両膝を開きます。かかとを体に引き寄せられるところまで引き寄せ、背筋を伸ばしてゆっくりと前屈します。お腹に負担がかからない範囲で行いましょう。膝が浮き上がる場合は、無理に押し下げず、股関節の伸びを感じる程度で十分です。
お尻の筋肉ストレッチ(横向き)お尻の筋肉(殿筋群)の緊張を和らげる横向きに寝て、下側の足を軽く曲げます。上側の足を前に出し、膝を胸に引き寄せるように抱え込みます。お尻の筋肉が伸びるのを感じながら、ゆっくりと呼吸します。反対側も同様に行います。体が安定するように、片方の手で床を支えながら行いましょう。
骨盤底筋群エクササイズ骨盤を支える筋肉を強化し、安定性を高める椅子に座るか、仰向けに寝て、膣や肛門をキュッと締めるように意識し、数秒間キープします。その後、ゆっくりと緩めます。これを繰り返します。呼吸を止めず、他の筋肉(お腹やお尻)に力が入らないように、骨盤底筋群だけを意識して行いましょう。
キャット&カウ(四つん這い)背骨と骨盤の柔軟性を高め、体幹を安定させる四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、おへそを覗き込むようにします(キャットのポーズ)。次に、息を吸いながら背中を反らせ、天井を見上げるようにします(カウのポーズ)。ゆっくりと呼吸に合わせて行い、腰を反らしすぎないように注意しましょう。

3.3 骨盤ベルトの正しい使い方

骨盤ベルトは、妊娠中の緩んだ骨盤をサポートし、股関節や恥骨の痛みを和らげる効果が期待できます。しかし、正しく装着しなければ効果が得られないばかりか、かえって体に負担をかける可能性もあります。適切な選び方と装着方法を理解して、上手に活用しましょう。

3.3.1 骨盤ベルトの目的と効果

妊娠中は「リラキシン」というホルモンの影響で、骨盤周りの関節や靭帯が緩みやすくなります。これにより、骨盤が不安定になり、股関節や恥骨に痛みが生じやすくなります。骨盤ベルトは、緩んだ骨盤を適度に固定し、関節の過度な動きを制限することで、痛みの軽減や安定性の向上を目指します。

3.3.2 骨盤ベルトの選び方のポイント

  • 素材:肌に優しく、通気性の良い素材を選びましょう。長時間着用するため、かぶれにくいものがおすすめです。
  • :広すぎず狭すぎず、骨盤全体をしっかりサポートできる幅のものが理想的です。
  • 伸縮性と固定力:適度な伸縮性がありながらも、しっかりと骨盤を固定できるものを選びましょう。調節しやすいタイプが便利です。
  • 着脱のしやすさ:お腹が大きくなっても自分で簡単に着脱できるタイプを選ぶと、日常的に使いやすくなります。

3.3.3 正しい装着位置と締め方

骨盤ベルトは、装着する位置と締め具合が非常に重要です。以下の手順を参考に、正しく装着しましょう。

  1. 装着位置の確認ベルトの中心が、お尻の仙骨(お尻の割れ目の少し上にある平らな骨)を覆うように合わせます。ベルトの下端が、太ももの付け根にある大転子(太ももの外側の出っ張った骨)を通る位置が目安です。
  2. 締め具合の調整:お尻をキュッと持ち上げるように、下から上に引き上げるイメージでベルトを締めます。きつすぎず、ゆるすぎず、指が2〜3本入る程度の締め具合が適切です。締めることで骨盤が安定し、楽になる感覚があれば、正しい締め具合といえます。
  3. 確認:装着後、軽く足踏みをしたり、座ったりしてみて、違和感がないか、痛みが増強しないかを確認しましょう。

3.3.4 装着するタイミングと外すタイミング

  • 装着するタイミング立ち仕事や歩行時、家事など、活動する際に装着すると効果的です。座っている時間が長い場合や、横になって休息する際は、外しても構いません。
  • 外すタイミング:就寝時は基本的に外しましょう。長時間締め付け続けると、血行不良や皮膚トラブルの原因になることがあります。

3.3.5 使用上の注意点

  • 締めすぎない:締めすぎると血行が悪くなり、かえって体調を崩す原因になります。
  • 肌トラブルに注意:汗をかきやすい時期は、ベルトの下に綿の肌着などを着用し、清潔を保ちましょう。かゆみや湿疹が出た場合は、使用を中止し、皮膚科に相談してください。
  • 専門家への相談:骨盤ベルトの選び方や装着方法に不安がある場合は、整骨院などの専門家に相談することをおすすめします。適切なアドバイスを受けることで、より効果的に活用できます。

4. 整骨院でできる妊娠中の股関節痛へのアプローチ

妊娠中の股関節の痛みは、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。ご自身でのセルフケアも大切ですが、専門家である整骨院の施術も、痛みを和らげ、快適なマタニティライフを送るための一助となります。ここでは、整骨院がどのように妊娠中の股関節痛へアプローチしていくのか、具体的な内容をご紹介します。

4.1 専門家による痛みの原因特定と施術

整骨院では、まず丁寧なカウンセリングと体の状態の確認を通じて、股関節の痛みの根本的な原因を特定することから始めます。妊娠中は体の変化が著しいため、痛みの原因も多岐にわたります。単に股関節だけに注目するのではなく、骨盤の歪み、姿勢の変化、重心の移動、そしてそれらによって影響を受けている周囲の筋肉や関節の状態を総合的に評価します。

具体的には、以下のようなプロセスで痛みの原因を見つけ出し、それぞれに合わせた施術を提案します。

アプローチの種類具体的な内容期待できる効果
詳細なカウンセリング痛みの部位、時期、強さ、日常生活での影響、妊娠週数、体調などを詳しくお伺いします。痛みの背景にある生活習慣や体の使い方を把握し、施術計画の土台を築きます。
姿勢・動作分析立っている時や歩いている時の姿勢、股関節を動かした際の可動域や痛みの出方を確認します。重心の変化や骨盤の傾き、筋肉のアンバランスなど、痛みに繋がる身体の癖を見つけ出します。
触診による状態確認股関節周囲の筋肉の緊張具合、関節の動き、骨盤の歪みなどを手で丁寧に確認します。深部の筋肉の状態や関節のわずかなズレなど、細かな異常を把握します。
手技による施術緊張した筋肉を優しくほぐし、関節の可動域を広げるための手技を行います。骨盤の歪みに対しては、無理のない範囲でバランスを整える施術を行います。筋肉の柔軟性が向上し、関節への負担が軽減され、痛みの緩和と動きやすさの改善が期待できます。
運動・ストレッチ指導ご自宅でも安全に行える、股関節周囲の筋肉を強化したり、柔軟性を高めるための運動やストレッチを具体的に指導します。施術効果の維持と、ご自身で痛みをコントロールする力を養い、再発しにくい体づくりをサポートします。

これらのアプローチを通じて、単に一時的な痛みを和らげるだけでなく、痛みの根本から見直し、体全体のバランスを整えることを目指します。

4.2 妊娠中の体に合わせた安全な施術

妊娠中の体は非常にデリケートであり、整骨院での施術においても母体と胎児の安全を最優先します。そのため、妊娠中の体に特化した知識と経験を持つ専門家が、細心の注意を払いながら施術を行います。

具体的な配慮事項は以下の通りです。

配慮事項具体的な内容目的
体調の確認施術前には必ず、その日の体調、妊娠週数、気になる症状などを詳しく確認します。体調の変化に合わせた施術計画を立て、無理のない範囲で進めるためです。
施術姿勢の工夫うつ伏せになれない方のために、横向きや仰向け、あるいは専用のクッションや枕を使用し、お腹に負担がかからない楽な姿勢で施術を行います。母体と胎児への圧迫を避け、リラックスして施術を受けていただくためです。
刺激の強さ強い刺激や急激な動きは避け、非常にソフトで優しい手技を心がけます。体への負担を最小限に抑えることを重視します。妊娠中のデリケートな体を守り、安全に施術を進めるためです。
施術部位の選択お腹への直接的な刺激はもちろん、子宮に影響を与える可能性のあるツボや部位への施術は避けます。安全性を最優先し、安心して施術を受けていただくためです。
安定期以降の推奨一般的に、妊娠初期の不安定な時期を避け、安定期に入り体調が落ち着いた時期からの施術をおすすめしています。母体の体調が安定し、より安全に施術を受けていただくためです。ただし、体調によっては初期でも相談に応じる場合があります。
コミュニケーション施術中は常に患者様とコミュニケーションを取り、痛みや不快感がないかを確認しながら進めます。患者様の状態をリアルタイムで把握し、安全かつ効果的な施術を提供するためです。

整骨院では、妊娠中の体の変化を熟知した専門家が、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術を提供することで、安心して股関節の痛みに向き合えるようサポートいたします。

4.3 産後の股関節ケアと骨盤調整

出産を終えた後も、股関節の痛みが続く方や、新たな痛みを感じる方も少なくありません。これは、妊娠中に分泌されたホルモンの影響や、出産時の骨盤への負担、そして育児による姿勢の変化などが関係しています。整骨院では、産後のデリケートな体の回復を促し、股関節の痛みを和らげるためのケアも積極的に行っています。

産後の股関節ケアと骨盤調整の主な目的と内容を以下に示します。

目的具体的なケア内容期待できる効果
骨盤の安定化出産によって開いたり歪んだりした骨盤を、優しく手技で整えていきます。骨盤ベルトの正しい使用方法についてもアドバイスします。骨盤が安定することで、股関節への負担が軽減され、痛みの緩和に繋がります。
筋力の回復妊娠中から出産にかけて弱くなったインナーマッスルや骨盤底筋群の回復を促すための運動指導を行います。体幹が安定し、正しい姿勢を保ちやすくなることで、股関節への負担を減らします。
姿勢の改善授乳や抱っこなど、育児による前かがみになりがちな姿勢を見直し、負担の少ない体の使い方を指導します。体の歪みを防ぎ、股関節だけでなく肩や腰の痛みも予防します。
柔軟性の向上妊娠中や産後の運動不足で硬くなりがちな股関節周囲の筋肉を、ストレッチや手技で柔軟にしていきます。股関節の可動域が広がり、日常生活での動きがスムーズになります。
再発予防施術だけでなく、ご自宅で継続できるセルフケアや運動を指導し、痛みが再発しにくい体づくりをサポートします。長期的な健康維持と、快適な育児生活を送るための基盤を築きます。

産後の体は、出産という大仕事を終え、回復期にあります。この時期に適切なケアを行うことは、将来的な体の不調を防ぐためにも非常に重要です。整骨院では、お母様が安心して育児に専念できるよう、きめ細やかなサポートを提供いたします。

5. まとめ

妊娠中の股関節の痛みは、ホルモンの影響や骨盤の変化、姿勢の重心移動など、様々な要因で多くの妊婦さんが経験されるお悩みです。痛みは妊娠初期から後期、そして出産後も続くことがありますが、適切なケアで和らげることができます。日常生活での工夫や安心なストレッチ、骨盤ベルトの活用といったセルフケアも大切ですが、専門家である整骨院では、お一人おひとりの状態に合わせた安全な施術で、痛みの原因を特定し、不調を見直すお手伝いをいたします。産後の骨盤ケアまで見据えることで、より快適なマタニティライフをサポートいたしますので、我慢せずにご相談ください。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

ブログ監修者

大野先生
柔道整復師
さく整骨院 新松戸店
院長 大野 大貴 

国家資格者であり15年以上の業界経験がある。解剖学(人体の構造)や生理学(人体の機能)、運動学(体の動きや力学)の知識を習得して、医療従事者も推薦する技術には定評がある。
新松戸周辺にお住まいの高齢の方のケア、産後のお母さんの体のケア、スポーツで怪我をした学生さんの施術など、一人ひとりのお悩みに寄り添った施術を得意としている。

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